活動内容
私達守口ゼミでは
「マーケティング・サイエンス」
をテーマに
消費者行動や企業のマーケティング活動の
分析・研究を行なっています。
マーケティング・サイエンスとは、『マーケティングにおける諸問題に対し科学的手法を適応し、マーケティング上の意思決定の質を向上させる』ための方法論を研究する学問分野です。
一般的に、マーケティング=販売戦略の一環と勘違いされがちです。マーケティングとは、まず消費者のニーズを探るところから始まり、それに合致する商品・製品を企画し、広告宣伝・価格設定をしたうえで販売を行ないます。
さらに、その結果を次の製品企画にフィードバックさせるまでの一連のプロセスもふくめてマーケティングという範疇に入るわけですが、これまでのマーケティング活動とは、企画開発担当者の長年の経験からくる勘など、発想・ひらめきなどが重視される傾向がありました。
しかし、市場の変化の速度が速まり、先の読みにくい時代に変わってきました。加えて情報・通信技術の発展により、販売や消費に関連するデータが豊富に入手できるようにもなりました。
「職人芸に頼っていたマーケティングの意思決定をもっと科学的に行なっていこう」
それがマーケティング・サイエンスの立場であり、守口ゼミではマーケティング・サイエンスを学習する意義となっています。
最近ではコンビニエンスストアやスーパーマーケットで見られるようなPOSシステムが一般的になり、詳細な販売データが分析されるようになりました。
さらに、インターネットを利用して得られるようなさまざまなデータを分析することによって、企業側のマーケティング活動に消費者はどんな反応を示すのか、広告投入量を増やしたり価格が変動したりすると購買行動にどんな変化が起きるのかなど、守口ゼミでは「消費者行動の分析」に重点を置き勉強を進めています。
また、近年ではインターネット上での消費者のクチコミが影響力を持つようになるなど、Webサイトのキーワード検索を促すテレビ広告をよく見かけるようになっています。マーケティングにおける言葉の重要性が注目されつつあり、こういったことも勉強しています。